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005_工作のしやすさ(2)

 

週一でHPを更新する難しさ…!

痛感してるぅぅぅぅぅ!

 

はい。

ということで、前回に引き続き「工作のしやすさ」について、

私が知っている範囲で書いて参ります。

 

ご参考まで。

 

板端部の処理①

板厚が異なる鋼板を溶接するとき、

ある一定以上の板厚差があるときには、

サーピンといって、接合部側の板端部をテーパー処理します。

 

鋼船規則(C編1.2.3-2)にも記載がありますが、

その板厚差は、一般的に 4mm まで。

 

4mm を超えると 1/3以上 の勾配をつける加工が端部に必要です。

逆に言うと、4mm以内であれば、その加工は不要です。

 

板厚の急激な変化を避けるためにも、

大抵 4mm以内で、段階的に増厚する構造が多い、

というのが私の印象です。

 

部材の板厚を決める際には、

板厚差 4mm以内 で計画すると、

加工する手間も減って現場も楽になりますね。

 

板端部の処理②

逆に、板端部を処理した方が楽、

というケースもあります。

 

バルクの貨物艙内でよく見られる、

スツールやガセット等の斜板がそれに該当します。

 

垂直に板を溶接する場合は、

隅肉できれいに両側を溶接を盛る事が出来ますね。

 

これが斜めになると、板間に隙間が生じます。

端部を加工していない板を溶接するには、

隙間を埋めるために、モリモリ溶接を盛らなくてはなりません。

 

実際に私は、ブロック工場でこのモリモリを見せて頂いた事がありますが、

「こんなんだったら端部加工した方が楽だよ!」

と、ご意見を頂きました。

 

強度的にフルペネが必要でない箇所は、

板の端部を加工して、溶接してもらいましょう。

 

まとめ

・突合せ板の板厚差は、4mm以内で構造を計画する

・溶接がモリモリになる場合は、板端部を加工する方が楽

 

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