Python を使った Windows デスクトップアプリの開発
Python を使って計算アプリを作成しました。
( 使用した GUI についてはこちら )

アプリ開発の経緯
私は今まで Excel で作った計算表 を使って計算していましたが、
■ Excel から他のデータへのコピーが手間
■ レポートの形式にレイアウトを都度整えるのが手間
と、どうしても毎度無駄な手間が発生しているなぁ…と感じていました。
『シンプルでよいから、独立したアプリがほしい…!』
『脱Excel… Excel 脱却の足掛かりにしたい…!』
と思い立ったのが python アプリ開発の経緯です。
なぜ python か、と言われれば、よく聞く名前だったから、です。
アプリでできること
上記のアプリでできることは、
■ 計算条件の設定
■ 数値の入力
■ 「Calculate」ボタンで計算の実行
■ 「Output html」でレポート出力
などです。
以下、アプリのサンプルです。
アプリの解説
ここからはアプリの中身について、
私の理解の範囲で、簡単に解説します。
まず、上記のアプリは 5つ のデータで構成しています。
(データ名は適当な名前にしています。)
1) main.py
2) calculate.py
3) main.kv
4) report.html
5) report.css
次に、アプリを使用する流れに沿って、時系列で各データの機能を説明します。
プログラムの起動
■ main.py から main.kv を呼び出します。
■ main.kv は、kivy という GUI で、
アプリの画面を表示する役割を持ったデータです。
( kivy についてはこちら )
計算条件の設定、値の入力
■ main.kv の入力値(厳密には text)を main.py に渡します。
■ 上記のアプリでは、main.py に、
・入力値が変更する度に実行されるコードと、
・「Calculate」ボタンで初めて値が受け渡されるコード
が記載されています。
計算の実行
画面上の「Calculate」ボタンを押すと、
■ main.py から calculate.py に値が渡され、
■ calculate.py 内で、条件にマッチする計算が処理されます。
計算後は、
■ calculate.py → main.py → main.kv の順で値が渡され、
■ 最終的に main.kv(アプリ画面)に計算結果が反映されます。
レポートの出力
画面上の「Output html」ボタンを押すと、
■ main.py の内部で report.html を出力する処理が実行されます。
■ report.html は、report.css を参照して、ブラウザ上に表示されます。
(report.css は、あらかじめ作成したデータです。)
まとめ
少々解説が長くなりましたが、いかがでしょうか。
分解すると、概念自体はそんなに難しくはないことがわかります。
中身のコードについては、
プロの方のブログを見て、勉強された方が間違いなしです。
私は Excel VBA くらいのプログラムしか書いたことありませんでしたが、
上記のような python を使った windows desktop アプリを作ることができましたので、
ぜひ皆さんも挑戦してみてください。
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