DLSS(Deep Learning Super Sampling)

【概要】

 :NVIDIAが開発したディープラーニング技術を利用したスーパーサンプリング手法のこと。

 :ゲームのパフォーマンス向上と、高解像度のビジュアル提供を目的としている。

【詳細】

 ・ディープラーニング
  :ディープラーニングアルゴリズムにより、低解像度の画像から高解像度の画像を生成する。

  :ネイティブ解像度に近い視覚品質を維持しつつ、レンダリング負荷を軽減する。

 ・スーパーサンプリング
  :アンチエイリアシング効果を得る技術。

  :画像の解像度を一時的に上げ、ダウンサンプリングをするプロセスをディープラーニングで最適化している。

 ・パフォーマンス向上
  :低解像度でレンダリング後、ディープラーニングアルゴリズムで高解像度にアップスケールされる。

  :フレームレートが向上し、パフォーマンスが改善される。

【設定方法】

 1.プロジェクト設定
  :「Edit」>「Project Settings」>「Platforms」>「Windows」セクションで、「Default RHI」を「DirectX 12」に設定する。

 2.DLSSの有効化
  :「Rendering」セクションで「Anti-Aliasing Method」を「Temporal Anti-Aliasing」から「DLSS」に変更する。

 3.DLSS品質の設定
  :「DLSS Quality Mode」を選択する。
     
 4.結果の確認
  :DLSSを有効にした状態でゲームを実行し、パフォーマンスとビジュアル品質の向上を確認する。

  :必要に応じてDLSSの品質モードや他のレンダリング設定を調整する。

【例】

 1.高フレームレートの維持
  :ゲームを低解像度(例:1080p)でレンダリングし、DLSSを使用して高解像度(例:4K)にアップスケールする。

  :フレームレートを高く維持しながら、高品質なビジュアルを提供する。

 2.高品質なビジュアルの実現
  :DLSSのQualityモードを使用して、ネイティブ解像度に近い視覚品質を実現する。