ブループリント(Blueprint)

【概要】

 :Unreal Engine が提供するビジュアルスクリプティングシステム。

 :プログラミングの知識が少ない開発者でも、視覚的にプログラミングができる。

 :プログラミング言語(例えばC++)の代わりに、ノードとワイヤーを繋ぎ合わせてプログラムを構築する。

 :レベル、アクタ、コンポーネント、UIなどにそれぞれ存在する。

【種類】

 ・レベルブループリント
  :レベル全体のロジックやイベントを管理するブループリント。

  :例えば、特定の条件が満たされたときにイベントを発生させることができる。


 ・アクタブループリント
  :アクタの動作やイベントを定義するブループリント。

  :例えば、キャラクターの移動やジャンプなどの動作を定義できる。


 ・コンポーネントブループリント
  :アクタの特定の機能や特性を追加するためのブループリント。

  :例えば、アクタに体力を設定して、その値に応じた処理を設定できる。


 ・UI(User Interface)
  ブループリント
  : ユーザーインターフェースを構築し、HUDやメニュー画面などのUI要素を作成するブループリント。

【メリット・デメリット】

 ・メリット
  :プログラミング言語を知らない開発者でも、直感的にプログラムを組めること。

 ・デメリット
  :C++と比べて、機能に制限があったり、実行速度が遅かったりする。らしい。(大規模で専門的な開発でない限りは、デメリットは感じにくいかも。)


レベル|シーン|ステージ

【レベル】

 :ワールド内の具体的なシーンやステージを構成するフィールド。

 :プレイヤーがプレイ可能なエリアを定義して、オブジェクトを配置する。

 :例えば、「森のレベル」「砂漠のレベル」など。

 :Unreal Engine では、「.umap」ファイルとして保存される。

 :プレイ空間や環境を構築するフィールドの基本単位。

【シーン】

 :主に物語の進行やイベントの演出に使用されるカットシーンを指す。

 :例えば、「森のレベル」での「出会い」など、映画やアニメーションの場面転換のイメージ。

 :Unreal Engine では、シーケンサーを使用する際などに登場する。

【ステージ】

 :レベルの一部として、例えば、特定のチャレンジやミッションのことを指す。

 :例えば、「森のレベル」での「ステージ1:○○を達成する」など。

 :Unreal Engine では、レベルデザイン上の用語として使用されることがある。

Unreal Engine|ワールドについて

【Unreal Engine】

 :Epic Gamesによって開発された非常に強力なゲームエンジンのこと。

 :ゲーム開発はもちろん、建築、映画制作、シミュレーション、VR/ARなど、さまざまな分野で広く活用されている。

 :特徴は、高品質なグラフィックス。

 :ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーなどのメジャータイトルも、Unreal Engine を採用している。

 :ブループリントやシーケンサー(映画のようなカットシーンを作成するツール)を利用できる。

【ワールド】

 :Unreal Engine において、ゲーム全体の環境や状態を管理する最上位の概念のこと。

 :レベル、オブジェクト(アクタ、コンポーネント)、ブループリントはすべてワールド上に構築される。