【概要】
:数億ポリゴンにおよぶ複雑なモデルをリアルタイムで扱うための仮想化ジオメトリシステムのこと。
:非常に高いレベルのディテールを持つ3Dモデルを効率的にレンダリングする。
【詳細】
・仮想化ジオメトリ
(Virtualized Geometry)
:ジオメトリデータを仮想化し、必要な部分だけを動的にロードする。
・LOD(Level of Detail)
の自動管理
:Nanite では距離に応じて自動的に適切なディテールレベルを選択する。
・マイクロポリゴン
レンダリング
:非常に小さなポリゴンを使用したレンダリングのこと。詳細なサーフェスディテールを保持しながら効率的に高解像度を実現する。
【設定方法】
1.プロジェクト設定
:プロジェクト設定で、Nanite が有効になっていることを確認する。
2.マテリアル設定
:高度なシェーダーやエフェクトをサポートするように設定する。
:特に、ディスプレイスメントや詳細なノーマルマップなどが効果的に機能する。
3.Nanite対応アセットの
インポート
:高解像度の3Dモデル(例えば、ZBrushで作成した高ポリゴンモデルなど)を用意する。
:用意したモデルをコンテンツブラウザ「Import」からインポートする。(インポート時、「Nanite Support」を有効にする。)
4.Nanite対応メッシュの確認
:Static Mesh エディタを開き、Nanite対応メッシュとして設定されていることを確認する。
5.Naniteのパフォーマンス設定
:「Screen Space Error」設定を調整して、レンダリング品質とパフォーマンスのバランスを最適化する。
:この設定は、ディテールレベルとレンダリングコストのトレードオフを管理する。
6.デバッグツールの使用
:Nanite のパフォーマンスをモニターするためのデバッグツールを使用する。
:デバックツールで Nanite メッシュのパフォーマンスを確認し、必要に応じて調整する。